自ら愉しめば周囲に伝播する。仕事で成果を出すコツは愉しむこと!

いよいよ、今週末に弊社企画の移住体験ツアーが開催されます。
事前準備で忙しいのですが、見落としの無いように
充分配慮しながら詰めの作業をやっていきたいと思います。

観光やアウトドア体験と内容盛りだくさんなのですが、
一番の目玉はやっぱり地域団体との交流です。

地域に根差している方々がどんな想いで、何のために
その活動をやっているのか、そして現在どうなっているのか、
呑み、語り、笑い、議論し、親交を深めてもらいたいですね。

例えば、2日目の夜は日南市北郷町の蜂の巣コテージにて
大人数の「交流会」を予定しています。

参加者は私たちスタッフはもちろん、地域団体の方々、
市役所の移住担当者やマーケティング専門官、新規就農者、
移住者ネットワーク会長、たまたまファームステイで
コテージに宿泊している東京の大学生チームなどなど、
多種多様なメンバーがいますので、議論も白熱しそうですね。^^

 

自ら愉しめば、周囲に伝播する!

 

週末のイベントではこの方にも交流会に参加してもらいます。
そして、自身の取組みを話してもらいます。

かずき農園改め、ostrich HAJIME 代表の古谷一紀くん

昨年から日南市北郷町でダチョウ農園を始めた方です。
(振徳塾の第7期生でもあります)

 

週末の取組み発表についての打合せで
仕事の合間に事務所まで来ていただきました。

彼の持ち時間は15分。
アルコールを入れずに喋れるのはこれが限界だそうです。
違う意味で交流会が楽しみですね。^^

 

もともと彼は宮崎市内で建設現場の監督をやっていましたが、
あるきっかけがあり、地元北郷町へ戻ってきました。

彼のダチョウの話はとっても面白い。
ダチョウはどんな生き物なのか、その生態を私たちは全く
知らないので、彼にせがんで興味津々で質問してしまいます。

 

卵の大きさや特徴
雄雌の違い
飼育に関する苦労
革製品や食肉加工に関する展開

 

いろんな話を聞いていたおかげで、
私も少しはダチョウに詳しくなりました。

 

ダチョウの足の指は何本?
ダチョウの走るスピードは時速何キロ?
ダチョウの卵は鶏卵のおよそ何個分の大きさ
ひな鳥の環境に対する繊細さ

 

などなど居酒屋トークレベルであれば充分ネタになります。^^

未知の生物について知識を得るってのが単純に楽しいのですが
一紀くん本人も楽しそうにダチョウについて語ってくれます。
その笑顔が何ともいい。

これは営業(コミュニケーション)の原点だと思います。
彼の営業力って凄いと思いませんか?
私ですら、ブログで「クチコミ」しちゃうくらいです。(笑)

彼がほんの少し前までダチョウに関しては素人だったため、
生態についての話も客観的で、非常にわかりやすいです。

彼は「なぜダチョウ?」という質問に対して、
単純に「楽しいから飼育している」とよく言いますが、
トークのネタ的な楽しさだけではなく、可能性だと思います。

 

ダチョウは全国で約1000羽が飼われているそうですが、
彼の農園には約100羽が飼育されています。
つまり、すでに全国シェア10%を達成していますね。

ビジネスで考えても希少価値があること、それから
ダチョウは食肉、卵(卵の殻)、革製品、羽など
捨てるところがないと言います。

 

もちろん正確な費用対効果で言えば、事業を拡大していかないと
利益を上げる事は厳しいのですが、その状況に対して夢を語り、
嬉々として取り組んでいるのが、彼を見ていればわかります。

 

夢を思い描けば、目の前の障害や問題点について
前向きに取り組んでいける。そう教えられたような気がします。

 

まずは楽しむこと。自らの仕事に楽しさを見いだすこと。
これって重要ですね。

楽しい仕事をするのではなく、楽しさを見いだす。
違いがわかりますか?

楽しい仕事の数って限られています。ほんの一握り。

しかし、仕事に楽しさを見いだすというのは自分次第です。

自分の中の出来事、自分で選択できる意思の可能性です。

それだったら仕事において、無限の選択肢がありますね。

一般的に楽しくないと思われがちな仕事にでも
楽しさを見いだすということは出来ますからね。

私もそういう気持ちをもって目の前の仕事に
取り組んでいきたいなと思いました。

───本日はここまで。

打合せも無事に終わり、席を立つ一紀くん。
帰り際に悲しい一言を私たちに向かって言いました。

 

じゃった!忘れちょった!
ダチョウの卵で作ったアイスを

持ってこようと思ってたのに

そ、それはムチャクチャ美味しそうじゃないですか!

…だけど、だけどね。
どうせだったら、どうせ持って来ていなんだったら、
そのまま思い出さないで欲しかった。

ありがとう、一紀くん。
次回を楽しみにしておきます。(涙)

それでは、皆さん。
今週も張り切って参りましょう!!!

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