週末は地域づくりネットワーク協議会のイベントがありました。
美郷町南郷区渡川にて活動している地域団体「渡川ONE」の
メンバー3人を講師に事例発表をしていただきました。
等身大の彼らの活動はとてもリアルで、チームワークや
イベント内容においても試行錯誤しながら動いている様子が
伝わって来ました。
きっかけは廃校だった!
渡川ONE(どがわん)のメンバーの素晴らしさは、
やはり活動理念からブレていないことだと思います。
「渡川の事を好きな人が沢山増えるよう
渡川を盛り上げていこう!」
を合い言葉に、年齢・性別・住所を問わず
自分達も楽しみながら
自発的に活動を行う地域活性化グループです。
自発的に動いて行くというのがポイントだと思います。
無理はしない、出来る事からやっていく。
地域団体はほとんどの方がボランティアで活動を行っています。
だからなるべく負担も皆で共有したいところ。
(個人的にもこれを重視していきたい今日この頃)
渡川ONEのメンバーは15人いて、
半数は渡川地区に、他は渡川地区外に住んでいるそうです。
渡川に住んでいるメンバーが構成員となっているのは
理解できるのですが、なぜ渡川以外のメンバーがいるのか。
渡川地区外に住んでいるメンバーというのは、
そのほとんどが出身者なのですが、彼らからすると
いつでも返って来れる「居場所」ができたのが、
凄く有り難いと言ってました。
地区外に住んでいる方の正直な気持ちだと思います。
これは「なるほど」と印象に残ったことでした。
ググッと響いたのは、その活動のきっかけです。
単純に一言でいえば「廃校がきっかけ」なんですが、
その想いは単純には語れないし、廃校が全てのきっかけだった
という訳でもありません。
渡川地区は2度の廃校を経験しています。
最初に廃校になったのは渡川小学校そうですが、
その時に彼らは自分たちの無力さに涙したと言います。
その数年後、今度は中学校が廃校という知らせがあり、
再びあの時の気持ちが蘇ったそうです。
しかし…
「結局、あの時から自分たちは何も変わっていない」
廃校のショックもありましたが、あれほど後悔し、
想いを持って廃校を受け止めたあの時から
自分たちが何も成長していなかったことが
想像以上に残念で悔しかったと語っていました。
人間は忘れる生き物です。
だからこそ、動かなければならない。
想いは「形」にしないといけないのです。
彼らはその想いを「渡川ONE」という形にしました。
地域団体として活動することで大変なこともあるし、
面倒なことも起きるし、コストも掛かってくる。
形にしたばかりに、それまでになかった苦労が増える。
しかし、その度ごとに「活動理念」があることで
ブレることなく、活動していける。
素晴らしい団体だなと改めて思いました。
多くの事を学ばせていただきました。
ありがとうございます。
───本日はここまで。
渡川ONEの事例発表に感想をいただきました。
廃校ってどうしようもないこと。全てマイナスのイメージ。
なのに真っ向から立ち向かう感じがホントに良かった!
主催者としてはありがたい言葉です。^^
やはり人は何かに立ち向かっている時が格好いいし、
見ている方も応援したくなるものなんですね。
私も立ち向かおうって思いました。
声を大にして目標を掲げていこうと思いました。
それが人生の仕事の「軸」にもなると思うのです。
今週も張り切って参りましょう!!!