「目標を達成したらご褒美」誰もがモチベーションをUPできる方法

先週木曜日は日南市の市民活動支援センターにて
中高生のお子さんを持つ保護者の方々を対象にした
教育セミナーを開催しました。

講師は振徳塾の仲間でもあるランプス株式会社の
河野通博代表です。

10年間教育に携わってきた彼が子ども達の未来を
見据えて保護者に語った話とは何か?

モチベーションと報酬

非常にエキサイティングな講座になりました。
昔子どもだった保護者が、いつの間にか子どもの
気持ちを忘れてしまっていたんです。驚きました。

モチベーションが下がる親からの言葉は何か?

というアンケートを子ども達にやってもらった上で
講座でもグループごとに考えてもらいました。

・勉強しなさい
・ダメな子ね
・隣の○○さんの子どもは…

まぁ、いろいろと出てきますがダントツはやはり
勉強しなさいって言われることでしょうね。

それじゃ逆にモチベーションが上がる言葉って
何だと思います?子どもに還って考えてください。

・目標達成したらご褒美よ!

これしかありませんね。ご褒美大作戦です。

お小遣いでも、好きな食事でも、買い物でも、
目の前にぶら下がった人参の威力は凄まじいです。

私たちの世代だと「子どもを物(金)で釣るなんて」
と思わず眉をしかめてしまうかもしれませんが、
講師の河野先生的には「全然オーケー!」とのこと。

何故なら私たち親でも生活のため、夢のために働き
その「報酬」をお金でもらっているわけですから。

長期的に考えると「物がないと動けなくなる」不安
が出てきますが、人生経験の浅い子ども達にとって
長期的な視点を持つってことはどうも酷なようです。

金額とタイミング、渡し方については家庭内で
それぞれの対応があるとは思いますが、例えば
今度のテストで10番以内に入ったら5,000円!
というやり方よりも毎日2時間しっかり勉強したら
1週間で1,000円あげるわよ!の方が良いとか。

長期的な視点を持てない子ども達にそれでも勉強を
コツコツとやってもらうには最終的なビジョンより
目の前に人参をぶら下げる方が効果的だし、何より
モチベーションも続くらしい。

さらに驚いたのはそうやって稼いだお金というのを
子ども達は親の想像以上に大切に使おうとするらしい。

これは統計でも出ているそうです。

瞬間的にパッと入ってきたお金は散財してしまい、
コツコツと稼いだお金は貯金する傾向があるとのこと。
それもかなりの確率で、だそうです。

こんな目からウロコの話がたっぷりと聞けました。

 

セミナーを段取りすることで学びが深くなるって
良い仕事やってるなーと再認識。楽しい日々です。

───本日はここまで。

 

講座でとても興味を持ったのが保護者の心理です。
グループで話し合って「モチベーションが下がる
親の言葉」」について発表してもらいました。

ほとんどの班が「当たり」です。
さすが元子どもの方々!

でも、だったら、何故???
子どものモチベーションが下がることを平気で簡単に
子ども達に向かって発してしまうのでしょう?

・勉強しなさい
・ダメな子ね
・隣の○○さんの子どもは…

ついつい言ってしまいがちです。
逆効果だって頭では理解できているのにどうして?

不思議ですよね。

それでは今週もはりきって参りましょう!

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