なんだか最近は時間に追われてます。
アレやらなくちゃ、あぁコレも!
段取りが悪い自分を棚に上げて
周囲のせいにしたりと嫌な自分が
たまに顔を出してきます。
そうするとね「心を亡くす」のです。
心を亡くすってのは「忙しい」状態。
忙しさとは心を亡くすくらいの雑事に追われているってことです。
コーヒーでホッと一息するとか、
友人と飲んでバカ騒ぎをするとか、
梅の花の匂いを感じるとか、
エアコンの温度を下げるとか、
そんなほんの少しの心の動きが
人間らしさの表れかもしれません。
心を亡くさず、「充実」した日々を
送っていきたいと思います。
☆心の距離はどれくらい?
先日、福岡に日帰り出張しました。
お昼どきに時間が空いたので福岡
で働いている大学時代の友人とランチを楽しみました。
もう10年くらい会ってないかな。
しかしスグ相手が分かりましたし
あらー!お互い白髪が増えたねー
と急に大学時代のノリになりました。
ランチタイムのほんの60分程度だったのですが、
なんだか温泉に入ったかのようにリラックスできました。
ほっこりした感じです。
会っていなくても心の距離が
近かったからですね、おそらく。
楽しいひと時を過ごしました。
しかし、彼と大学時代に毎日顔を
つき合わせていたからというのが
本当の理由なのでしょうか?
私には初めて飲んで意気投合し
2回目に会う時は「握手」で迎え
入れてもらう機会がよくあります。
例えば新富のお茶屋さんとか。笑
口下手で人見知りな私が、です。
ま、酔ってて覚えていないことも
多々あるんですけどね。
実はね、心の距離を埋める方法とは
会った回数とそんなに関連性がない。
もちろん「ザイアンスの法則」って
好印象を与える手法がビジネスには
あるのですが、実際はそんなに
テクニカルなものではありません。
あなたが、私が「会いたいな」と
思っているかどうかです。
実際に相手を思う浮かべ会いたいと
思えるような感情が湧いてくるか?
それが心の距離と密接に関わってると私は思うのです。
「あのお客さん、どうしてるかな?」
そう思える人間関係をお客様と
構築できているかがポイントです。
今週の名言
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☆濱口國雄(詩人・元国鉄職員)
扉をあけます
頭のしんまでくさくなります
まともに見ることが出来ません
神経までしびれる悲しいよごしかたです
澄んだ夜明けの空気もくさくします
掃除がいっペんにいやになります
むかつくようなパパ糞がかけてあります
どうして落着いてしてくれないのでしょう
けつの穴でも曲がっているのでしょう
それともよっぽどあわてたのでしょう
おこったところで美しくなりません
美しくするのが僕らの務めです
美しい世の中も
こんな処から出発するのでしょう
くちびるを噛みしめ
戸のさんに足をかけます
静かに水を流します
パパ糞に おそるおそる箒をあてます
ポトン ポトン 便壷に落ちます
ガス弾が 鼻の頭で破裂したほど
苦しい空気が発散します
心臓 爪の先までくさくします
落とすたびに糞がはね上がって弱ります
かわいた糞はなかなかとれません
たわしに砂をつけます
手を突き入れて磨きます
汚水が顔にかかります
くちびるにもつきます
そんな事にかまっていられません
ゴリゴリ美しくするのが目的です
その手でエロ文
ぬりつけた糞も落とします
大きな性器も落します
朝風が壺から顔をなぜ上げます
心も糞になれて来ます
水を流します
心にしみた臭みを流すほど流します
雑巾でふきます
キンカクシのうらまで丁寧にふきます
社会悪をふきとる思いでカいっぱいふきます
もう一度水をかけます
雑巾で仕上げをいたします
クレゾール液をまきます
白い乳液から新鮮な一瞬が流れます
静かな うれしい気持ですわっています
朝の光が便器に反射します
クレゾール液が
糞壷の中から七色の光で照らします
便所を美しくする娘は
美しい子供をうむといった母を思い出します
僕は男です
美しい妻に会えるかも知れません
こちらはあまりにも有名な便所掃除
という濱田さんの詩です。
この詩と出会ったのは中学生の頃、
ものすごい衝撃を受けたのを今でも
覚えています。
面白いもので中高生の頃ってあまり
情報が無かったので、その時の衝撃
の余韻みたいなものが大人になっても
残っているんですよね。
いまだに特撮ヒーローが好きなのも
それが影響していると思われます。
それにしてもこの詩の最後の4行は見事です。
これが言いたいがために
しつこいくらいの便所掃除の情景を
書かれたのでしょう。
掃除とは「環境整備」です。
生きている場所をより良くするために
絶対に必要なことだと思います。
はい、そうですね。
まずは机の上を綺麗にします…
今週も張り切って参りましょう!