イベント企画の成功する思考法「ゆるければゆるいほど良い」

延岡といえば来月から「えんぱく」が始まります。
えんぱくとは、延岡のご縁をつなぐ博覧会の略です。

延岡市を中心に展開する体験交流プログラムで、11月9日から12月1日までの約3週間、延岡のいたる所でさまざまなイベントが開催されるようです。

例えば…

釣りして女子会!
メキシコ女王伝説の地、日井の浜へ行こう
島一周トレッキングで鉄人をめざす

 

などなど、摩訶不思議なタイトルのイベントが目白押し。
何とも楽しそうな雰囲気が漂ってきていますね。

でもね、ここだけの話ですが…
誤解を恐れずに言わせていただくと…

そんなに大したプログラムではない。

 

島中星輝
島中星輝

ご、ごめんなさい…

 

イベントはゆるければゆるいほど良い

 

このプログラムで10人の観光客を呼ぼうとか、
売上げ100万円を目指すとか、そういうのではない。

女の子と釣りしたり、島巡りしたり、ウォーキングしたり。
きっとどの地域でも取り組もうと思えば出来る内容です。

えんぱくの魅力は、ここにあるんだと私は思います。

えんぱくは今までもユニークな切り口の
そんなに大したことない体験プログラムを創出してきました。

例えば…

皆で銭湯に行って牛乳を飲もうとか
鉄っちゃん(鉄道ファン)のおじさんと駅で呑もうとか
ライトアップされた夜の工場を見ようとか

 

すごく楽しそうですよね。
そして何よりそんなにコストが掛かっていない。(笑)

 

えんぱく担当のヒダカセイジさん(延岡商工会議所)は言います。

イベントはゆるければゆるいほど良い

 

観光交流人口を増えると思われていたえんぱくですが、
ふたを開けてみると、参加者の80%が市内の方だったとか。

100000人が参加するイベントも良いですが、
10人が参加するイベントだって良い。

実際、えんぱくは定員5名のイベントもありました。

 

これってとても面白い効果があって、
参加者が少ない方が交流が増えますので濃い体験ができます。

参加者が市内の方であればなおさら、です。

自分が住んでいる地域にこんな「宝」があったのかと
再認識された方も多かったのではないかと思います。

実はイベントというのは、体験の内容よりも、
参加者との交流が満足度のポイントだったりするんです。

イベント規模の大小が問われがちな昨今ですが、
大切なのは何か?について今一度、
立ち止まって考えてみる必要がありそうです。

 

島中星輝
島中星輝

あなたは何のために、

そのイベントをやるのですか?

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