「心を言葉で伝えよう」〜熱血先生(教師歴32年)がゲンコツを止めた理由

以前お知らせした都城高専での知財・意匠についての

セミナーが無事に終了しましたー!

 

島中星輝
島中星輝

ふーっ。

 

これでやっと美味しいビールが飲めるってもんです。

ずーっと魚の小骨
みたいに喉の奥に引っかかった様に
気になっていたので。

 

やっぱりセミナーをするって大変なんだけど

多くのことを学べました。

少しだけ経験値を獲得しましたよ。

 

高専でのデザインセミナー

 

約120名の高専2年生。
考えてみたらうちの長女と同級生。
なんか不思議な感じです。

 

娘の学校の友達とは話したこともないのに、

いきなり同じ年の子に30分も話し続けるなんて。

 

プレゼン資料も100枚越えだったのですが

数人にアドバイスを頂き、
半分の50枚にまでそぎ落として
セミナーに臨みました。

 

タイトルは

「大須賀さんのイサキはなぜ美味い?~人生をワクワクさせるデザイン戦略」

 

学生さん相手なのでキャッチーな
タイトルをつけて興味を引きました。

画面もできるだけインパクトを強く。

 

が、若い学生さんですから、想定
していた通り眠る子もちらほら。

 

きっと私が学生だったとしても
同じように寝てたと思うので、特に
責める気持ちもありませんでした。

 

だって強引に教室に連れて来られて
聞きたくもないおっさんの話を
聞かされるわけですからね。

 

そりゃ気持ちも高ぶらないでしょう。

 

まぁでも寝ていたとしても耳は多分
聞こえているでしょうからOK!

 

ただ一方で熱心に聞いてくれる
生徒もいて、モチベーションを
保つことができました。

 

後日、担当の先生から丁寧なお礼の
文書と共に生徒からの感想も頂いた
ので皆さんにシェアしますね。

 

==その1==
自分を発信することに悩んでいたので
今日の話を聞いていろいろと
ためになることがあった。
自分にとっての私と周りにとって
の私について考えた時間になった。

 

==その2==
最初はどのようなデザインについて
の話だろうかと考えながら聞いていたら、
人生のデザイン・自分自身の
デザインについてで少し驚いた。

周囲の人たちの中にはもう自分のブランドを
持っている人がたくさんいるように感じたから
私もそうなれるよう物事に対する考え方や思考を
良い方向に持っていけるようになりたい。

 

==その3==
プレゼンが凄かった。
自分を売るためにはまず自分が自分について
知らないといけないと思った。

デザインするものはロゴだけかと
思っていたけど今回の講義を受けて
人生もデザインできるんだ!と感動した。

主観ばかりに頼っていたら自分に
しか分からないものが出来上がってしまう。
客観的に見ることがとても大切だと分かった。

人生をワクワクしながら生きれる
って素敵だなと思った。

 

 

いかがですか?

有難いですね。

 

島中星輝
島中星輝

講師冥利に尽きます。

おそらく先生が気を使って良い感想だけを

ピックアップしてくれたのでしょうけど。

それでも嬉しい!

感激を共有する人が周囲にいなくて
自慢するためにブログに書いてみました。

誰か褒めてください。

それにしてもこの生徒さんだけで
なく先生も凄いですよね。

わざわざ感想をこうして

送ってくれるなんて感激です。

次回はもっともっと頑張って良いセミナーをしたい。

喜んでもらいたいと思いました。

貴重な学びをありがとうございます。

 

━━━━━━━━━━━━━━━
今週の名言
───────────────
☆森茂龍一(都城高専の先生)
「心を言葉で伝えようと思った」

 

高専セミナーで段取りをして頂いた
森茂先生の言葉です。

セミナーは30分で終了したのですが

その後の先生との話は60分以上!

 

いろいろとためになる話を聞かせて
もらいました。

 

島中星輝
島中星輝

森茂先生、凄かった!

 

 

彼は教師生活32年のベテランで、
温厚で人当たりも柔らかく、でも
芯がビシッと通っている方でした。

 

昔は熱血指導でゲンコツもガンガン
喰らわせていたそうです。

 

まぁ、私たちの学生時代ではそれが普通でした。

今では考えられないけど。

 

「ゲンコツを止めたきっかけは?」
そう聞くと先生は答えてくれました。

 

 

島中星輝
島中星輝

(我ながらよく聞いたものです…)

 

結婚して子供が出来て数年、

熱血教師としてバリバリ働いていた頃に
仕事で遅く帰ってきたことがあったそうです。

 

奥さんとお子さん達はスヤスヤと
寝息を立てている。

 

枕元に座って家族を眺めてしみじみと思ったのが

「あぁ、頭の形って一人一人が違うんだなぁ」

 

頭の形が違う様に、

一人一人が違う人格で、

一人一人が大切に育てられた子ども達にゲンコツは出来ない。

 

何だか深い話だなと思いました。

 

そこからゲンコツを使うのではなく
「心を言葉で伝えよう」と決心したそうです。

 

胸にグッときましたよ。

自分に落とし込むために先生の前で
声に出して2回言ってみました。

凄い言葉だと再認識できました。

 

時が経つのも忘れてしまうくらい
いろいろと聞きましたが引き出しが
凄く多くて話が尽きない!

 

先生の話を皆さんにも聞いてもらえ
る機会を作りたいなと思いました。

 

…というわけで今回はこの辺で!

 

では今週も張り切って参りましょう!
よろしくお願いします!

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