前回は女子会に呼ばれているんだぞという
自慢を配信しました。
その中で私が呼ばれる理由についても
「島中は話を聞いてくれるから」と書きました。
これについて掘り下げてみましょう。
基本的に私は話を聞くのが好きだし得意です。
それが高じてヒアリングになり、取材になり、
相談になり、仕事を獲得していたりもします。
聞くところによると私は話を聞く中で
「否定をしない」のが良いところみたいですね。
私自身、これには気がつきませんでした。
ええっ??そんなところが加点ポイント??
ちょっとした驚きがありました。
だって相手の話を聞いているのだから
「否定」はあり得なんです。
「あそこのラーメン屋、美味しかった!」
という話にどう否定ができるのでしょう。
私は不味いと思ったよ、という返事というか
リアクションはできると思いますが、
美味しいと思うのはおかしい、間違ってる!
なんて言えないじゃないですか。
本人が「そう思っている」のが事実ですから。
私がその話を聞いて聞きたくなるのは、
美味しいかどうか、本当かどうか、よりも
なぜそう思ったのか?の方です。
こっちの方がめっちゃ大切です。
野菜が多かったからか、
麺のゆで加減が硬めだったからか、
スープがあっさりしていたからか、
店員さんの掛け声が元気だったからか。
これらの質問でいうと私としては
「どうでもいい」のです。
野菜が多かったから良いのはなぜ?
野菜が少なかったから良いのはなぜ?
どんどん深く掘っていくのです。
その人の視点はどこに向いているのか。
何がそう感じさせるのか。
その人の人間性を垣間見れる部分なんです。
この人はラーメンを通して何を見ているのか。
どんなことを大切にしているのかが
そういう質問の先に見えてくるのです。
さまざまなバックグラウンドがあり、
感情があるなかで、なぜその結果が出たのか
そのプロセスに興味をそそられるのです。
話を聞くというのはその人の脳の仕組みを
知ることに繋がっていくのです。
…ではまた来週!