それは勇気ある決断か撤退か?人生と経営は同じで常に「決断」の日々。

先週は東京有楽町の移住相談の窓口
宮崎ひなた暮らしUIJターンセンター
にてプレゼンをして参りました。

 

今回のテーマは「移住×起業」です。

 

宮崎県への移住や宮崎県での起業に興味のある方々に対して
起業支援や地域づくり活動について話しました。

 

もう一人、新富町でデザイン事務所を経営する
河上仁士さんも関西から宮崎に移住し、
起業された経験談を話すために同行しました。

 

私も15年程前に岐阜県から宮崎県へ
Uターンしてきた人間ですので、
その観点からも
宮崎県について思うところを話させてもらいました。

 

それは勇気ある決断か撤退か?

 

河上さんは関西生まれの関西育ち、
デザイン学校を卒業して、

関西で働きながらも

 

「いつかは上京して一旗あげたい」と
チャンスを狙う青年だったそうです。

 

デザイナーさんは聞こえは格好いいですが、
徹夜もあれば休日出勤も当たり前のハードな職業。

 

精神的にもキツかったそうです。

 

仕事は厳しいながらも結婚し、
子どもが生まれ、
それなりに幸せに過ごしていました。

 

そんなある日、
デザイン業界の友人たちが

相次いで亡くなってしまいました。

 

一人は徹夜明けで帰宅し

ドアノブに手を掛けた状態だったそうです。

 

生きるとは何か?

 

…命について考えさせられるようになり、
自分もいつそんな状態になるかわからない。

 

東京で一旗あげるとは言ったものの、
本当は自分の才能の限界も少なからず感じている。

 

そうして妻の実家のある宮崎へ移住を意識するように…。

 

こう書くと重い人生の決断のように感じるかもしれませんが
実は河上さんの心の奥底には宮崎生活での妄想がありました。

 

宮崎に移住したら…
サーフィンやりたい放題じゃん!

 

本当のきっかけというか後押しになったのは

海だったとのこと。

 

宮崎県の地域資源と人生の起点が

偶然か必然か重なった結果の移住となりました。

 

その後は宮崎市の印刷会社でデザイン室の室長として活躍し
家まで購入します。

 

ところがある日、職場で気づきます。

 

あれ?

もしかしたら10年後も
今とあまり変わりない給料しかもらえないんじゃ?

 

宮崎県での給料が良かったとは
言っても関西の2/3しかなく、

今後も上がる見込みはない。

 

2人目の子どももでき、
家のローンもあり、今後の人生設計を考え始めると
社員のままじゃ今後の生活が厳しくなるぞ。

 

そう考えた河上さんは人生2度目の大きな決断
「起業」の準備に入ったそうです。

 

…とまぁこんな話を移住希望者にしていました。

 

皆さん熱心に
うんうんと頷きながら聞いていました。

 

このような取り組みを定期的に継続していくことが
移住者をふやしていく取り組みになるんだな

と再認識しました。

 

それにしても人生って様々なドラマがあるから面白いですね。

 

河上さんは私と同じ年齢なので
人生について、
仕事について、
家庭について、
余計にいろいろ考えさせられました。

 

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今週の名言
───────────────
☆本当に高いプライドは人を地道にさせる
目線をあげたまま
(ちはやふる)

今回は百人一首の熱きスポ根漫画
ちはやふるからの名言です。

 

私はどちらかといえばプライドの
高い人間だと自分で思ってました。

 

でも、このセリフを聞いてそれが
間違いだったと気付かされました。

 

私の場合は見栄や自意識、我といった類の
薄っぺらい感情でした。

 

最近出会っている先輩諸氏は常に低姿勢です。

挨拶をする時にはしっかりと相手につむじが見える
くらいに頭を下げていました。

 

自分に足りないのはこれだと再認識した瞬間です。

本当の高みを目指して日々精進していけるようにしたいですね。

今週も張り切って参りましょう!

 

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