前回は合コンイベントについて書きました。
会話を盛り上げるコツは話すことよりも聞くことに重きを置くことである、と。
そんなアドバイスをすると多くの人はこんな質問を普通に相手に投げかけるようになります。
・どんな仕事をしているのですか?
・好きな映画は何ですか?
・休みの日は何をしていますか?
・趣味は何ですか?
・お酒は飲みますか?
それはそれでいいのですが…
何が好きかよりも、なぜ好きなのか
会話を弾ませるには質問を横展開してはダメなのです。非常にもったいない。
・どんな仕事? →保育士です
・好きな映画は? →アベンジャーズ
・休みの日は? →友人と買い物
・趣味は? →読書とドライブ
…ね?
回答がもう盛り上がらない。笑
相手のことも全くといっていいほど理解ができません。
質問することはいいんですが、何のために質問するのかを再度考えましょう。
相手の人間性とか、人となりが知りたいというのが質問の本質でしょう?
例えば「好きなテレビ番組は何ですか?」という質問に対して「ドラえもんが好き」という回答があった場合、更に突っ込んで聞いていくんですよ。
「ドラえもんのどんなところが好き?」
その一言が会話をより深くしていくのです。
そこに「その人らしさ」が現れるのです。
・のび太がいじめられて泣くところに母性本能がくすぐられるんです
・ドラちゃんのあのキャラが可愛い
・四次元ポケットからどんな未来の道具が出てくるのかを考えていると、想像力を掻き立てられてワクワクしてきます
・スネ夫のひねくれた性格に共感します
・映画版のジャイアンの漢気溢れる行動に勇気付けられるんです
・実は静香ちゃんの入浴シーンが好きで…
とまぁ、いろいろと理由は人それぞれにあるもんなんですよ。
その瞬間に相手の嗜好とか傾向とかある程度わかります。
何が好きなのかよりも、なぜ好きなのか。
そこを掘り起こしていくと相手の理想も好みの系統も理解できます。
ここで大切なのは「相手に自分を好きになってもらう」よりも「自分が好き」かどうかです。
いろんなことを聞いて、少しずつでも愛を育んでみてください。
───本日はここまで。
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学びの多い、充実した一週間を。
今週のリラックスタイム
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女は男に欠点があるからこそ愛するのだ。
男に欠点が多ければ多いほど何もかも許してくれる。我々の知性さえもだ。
(劇作家・詩人:オスカー・ワイルド)
なるほど、勉強になりますね。
「欠点があるからこそ愛する」とは。
欠点だらけの私からするとこれって、ものすごく勇気づけられる。笑
でも人間関係ってそういうものです。
相手が人間的に完璧かどうかが大切なのではなくて、欠点すら可愛いと愛せるかどうかが大切なんだと思います。
相手に欠点をさらけ出せるかどうかが大切なんだと思います。
…というわけで今週号はお終いです。
楽しい一週間をお過ごしください!!!