神は細部にこそ宿る!成功する漫画のリアルさは情報力に比例する

漫画の弱虫ペダルとキングダムにハマりました。
おほーーーっ!とか叫びながら読んでおります。

中学生の頃に漫画家に憧れていた時がありました。
大好きな絵を描いて暮らしていけるって最高!
なんて安易な考えから来る将来像です。

島中星輝
島中星輝

…あっさりと消えましたけどね。(笑)

画力はもちろんですが、物語の構成、企画推敲、
客観的視点、描く行動力、最後まで描く持続力。
何ひとつ当時の自分にはありませんでしたから。

今回はそんな漫画を読んで思った事です。

漫画のリアルさは情報力に比例する

 

漫画家はよく勉強してます。

尊敬するくらいに。

例えばキングダムは始皇帝の時代がベースになった
戦国ドラマなんですが、その時代の言葉や風習、
鎧のデザインや戦い方も学ぶ必要があります。

漫画家って絵を描く能力があれば成功できると
若かりし頃の私は思っていました。

 

島中星輝
島中星輝

単純ですねー。

必要な能力ってたくさんあります。まずは物語の
時代背景です。キングダムは史実を基にしています。

書籍を読んでも映画を観ても、それだけでは世界を
描く事はできません。甲冑などネットで調べれば
画像くらいはヒットするかもしれません。

イラストを描くだけであれば問題ありません。

 

しかしながら、刀を振っている姿、走っている姿を
正確に描くために必要なのは、甲冑がどのような
造り(構造)をして人体がそれにどう対応して
どう稼働するのか?(筋肉の稼働範囲とか)という
イラストとは違った角度の知識・見識なのです。

 

戦国時代を描くと一言でいえば簡単ですが、それを
実現するには多くの情報が必要になってきます。

 

傷ついた兵士たちをどのように治していたのか、
どのようなご飯を食べていたのか、トイレは?
昇級や報酬制度、身分における差異、地理情報等。

 

家の造りや髪型、化粧、余興などの文化。

生息する動物、植物、しきたりや言葉遣い。

漫画って知っていないと描けないのです。

 

ある兵士が敵に対して刀を振り下ろして切る。

たったそれだけの動作を描くにも知っておかないと
いけないことがたくさんあるのです。そうしないと
嘘っぽくなるし、どう描けばいいかわかりません。

お互いの身長や体重などの体格。身分や甲冑の違い。
刀の振り下ろし方。片手か、両手か。刀の重さ。
刀の柄の太さ、模様、色、刃の形、厚さ、長さ。

刃の切れ味と人肉の弾力、刃が人体のどの部分に
どのような角度と強さで触れて、切れていくのか。
骨で刃が止まるのか、切り抜いてしまうのか。

切れ方は重さとスピードに関係してきます。

そうなるとやはり体格差を考えていないといけません。
もっと言えば刃の鋭さや刀か槍かで変化するかも。

神は細部に宿るといいます。様々な情報を加味して
イラストに投影していくことでリアルに近づきます。
途方もない資料と途方もない知識へのツッコミが
物語を演出し、多くのファンに手に汗を握らせます。

漫画にしても、私たちのビジネスでも同じです。
より多くの情報を獲得し、どう活用していくのか。

事を成すには瞬間的なひらめきと不断の努力が
重要なのだと漫画からたくさん教わっています。

───本日はここまで。

先々週末は延岡市&諸塚村。
先週末は京都府。

出張が続いております。プライベートだか仕事だか
区別もつきませんが、あちこち出没中です。

来週は福岡に行ってきます。仕事の仕込みですね。
結びつくかどうかはアイディアと行動力次第です。

 

島中星輝
島中星輝

おー!ワクワクしてきた!!!

やっぱり仕事は楽しく、したたかに行かないとね。

それでは今週も張り切って参りましょう!!!

 

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