関東の方々に宮崎県への移住をオススメするバスツアー、
「羽田発!宮崎アドベンチャークルーズ」
おかげさまで満員御礼となりました。
2月8、9、10日で串間市、日南市、都城市を巡って
野生馬や野生猿を見たり、シュノーケリングしたり、
ご当地グルメを食べたり、地域団体と交流したりと
内容盛りだくさんの移住体験バスツアーです。
このような方々(参加者)に宮崎県の「よかとこ」を
しっかりとお伝えし、宮崎ファンに、そして宮崎への移住者に
なってもらいたいと思います。
地域に根差すということ
先週末は日南市南郷町の「もえる商忘団」の新年会でした。
もえる商忘団は私が5年ほど所属している地域団体で、
メンバーは現在25名。自営業や市職員、漁協理事、団体職員、
そうそう、青島の観光施設デモン・デ・マルシェの社長もいます。
南郷町民の音楽レベル向上を目的に設立しており、
活動も21年と長く、地域に深く根差しています。
夏には栄松ビーチでの海開きイベント&花火大会、
秋には伊勢エビを食べる自然体験イベントと音楽祭、
3月には東日本大震災の慰霊祭など
その活動の幅も年々広がって来ています。
地域活動において、もえる商忘団が凄いのは
イベント資金の協賛金集めと音楽祭におけるチケット販売。
協賛金は70万円近くを地域の企業団体から寄附していただきます。
800席の大ホール、400席の小ホールを満席近くにします。
その方法も非常に泥臭い。かなり地道です。
夜な夜なメンバーが集まって知り合いの家(企業)を周り、
「協賛をお願いします」「チケット買ってください」と
ひたすら声を掛け続ける、いわゆるローラー作戦。
2000円の協賛金で70万円に到達するのに、企業を何件回り、
イベント開催の趣旨を説明すればいいと思いますか?
800席のホールを満員にするために何人に音楽祭の話をして
チケットを買ってもらえばいいと思いますか?
今の時代であれば、それが主流かもしれません。
合理的で、手間も掛からず、スマートかもしれません。
しかし…。
私はもう少し立ち止まって考えたい。
「地域に根差す」と言葉で言うのは簡単ですが、
時間が掛かるし、面倒臭いことの連続です。
もえる商忘団のメンバーとして活動する中で
逃げ出したい、もう辞めたいと思うことが多々あります。
イベントの際にチラシを作ったりするのですが、
ネット環境がない彼らにチラシの校正してもらうためには
プリントアウトして車を20分走らせなければなりません。
仕事が忙しい時は夜12時に車を走らせたこともあります。
通常であればメール1秒です。
面倒臭いなぁ、
俺そんなに暇じゃないんだけどなぁ
招集の電話が掛かって来る度にそう思ってしまいます。
そんな中、もえる商忘団の新年会に参加しました。
(やっと本題です)
少しだけ見えてきた地域との関わり方
顔なじみのメンバーたちがいてビールもすすみ、
一人ずつ今年の抱負を語ることになりました。
ほとんどがオーバー60の団体ですが皆さんホントに若い。
今年はこんなことやりたい、もっと積極的に頑張りたいと
前向きな発言ばかりで驚きましたし、尊敬しました。
そして、自分自身を振り返り、反省もしました。
この方々はこうやって今年も、来年も、再来年も
自分たちのペースで楽しみながら活動していくのだろうな。
地域のためとか、市民のためとか、大層な目的は必要なく
仲間達と笑いながら、時に愚痴りながら活動し続ける。
その結果として「地域活性化」に繋がっていくんだろうな。
目の前で歓談している方々の凄さを改めて認識しました。
同時に自分の地域や団体に対する関わり方の甘さというか、
愚痴ばかりで何も出来ていない現状を考えさせられました。
いろんな地域団体を見て来ました。
そこには強烈なリーダーシップを発揮している人もいました。
優秀なリーダーがいるからこそ、活動が活発になります。
しかし実際に団体を動かしているのは、地域で動いているのは、
地域で根差して生きている方々なのです。
地道に動くメンバーがいるからこそリーダーは輝くのです。
残念ながら10年後、メンバーは全員10歳プラスの
年齢となっています(当たり前の話ですけど)。
いつまでも元気に活動を続けてもらいたいのですが…
そんな彼らとの新年会。
たくさん呑んで食べて、思いっきり笑いました。
そして同じだけ考えさせられました。
もう少しだけ地域づくりについて悩もうと思っています。
何が地域に必要なのか、私はどういう関わりをすれば良いのか。
地域との関わり方は、自分の在り方であり、
生き方であり、生き様でもあります。
「四十にして惑わず」というものの、
40歳を過ぎたおっさんが惑っています。
惑うのが私の「地域づくり」なのかもしれません。
───本日はここまで。
毎週、経営コンサルタントの石原明さんのメルマガを購読しています。
今や業界的にも超有名な方ですが実は営業マンだった頃に一度、
いきなり私宛てに電話が掛かって来たことがあります。
※長くなるのでこの話はまた今度
石原さんのメルマガに「地域活性化(観光)」についての
ヒントが書かれてありましたのでシェアしますね。
全国の有名観光地の状況を考えてもらえるとわかると思いますが、
例えば私は昨年末に島根県の出雲大社に出かけました。
せっかく出雲大社まで行きましたから、ついでに周りの観光スポットにも
気軽にちょっと行ってみようと思いましたが…考えてみれば、
出雲大社に行かないで、その観光スポットに東京からわざわざ行ったか
というとそれは絶対にないわけです。出雲大社の周りの観光地はまさに出雲大社の存在のおかげで、
活性化しているということですよね(p_-)このように地方の活性化を考える場合は、県単位あるいは地域単位で
何か人が集まってくるポイントが無いと、周りの観光地を活性化させる
ことができないわけですね。今、その地域に人が集まっていない(=活性化されていない)ということは、
残念ながら現在そこには人が集まる魅力が無いということなので、
そこに単独で遠くから人が集まることを考えるのは
不可能に近いということですね。ならば、近場まで人が集まる理由を県単位や地域単位で考えて、
そこに集まった人を周りの地域にも動かすということですが、こんな方法を
ある程度大きな枠組みで考えた方が良いのではないかと思います。東京の高級ブラントホテルでも、単独で収益を上げるのは難しく、
そのホテルの周りにいろいろな商業施設がないと実はかなり経営が
難しいというのが現状だそうです。
問題解決のためには様々なアプローチが必要になります。
そのためには物事をどこから見るか?という視点が重要です。
あなたはこれを読んでどう感じましたか?
教えていただければ幸いです。
それでは、皆さん。
今週も張り切って参りましょう!!!