新富町の「若手農家ネットワーク」とお洒落な飲食店との
共同企画「農家のごちそうバル」に行ってきました。
新富町の特産品を使った料理が味わえるという
ラディッシュセブン(宮崎市の飲食店)のイベントです。
お世話になっている新富町の美しいお姉様に誘われて、
野菜が苦手なのに、ルンルンと上機嫌で参加。
席は何故か日南ではなく、
新富町グループにありましたけど
商品の価値をあげるスイッチ
イベントは「生産者と消費者を繋ぐ」というのが目的でした。
新富町×発酵というテーマで若手農家が生産している
トマトやキューリ、ごぼう、お茶など、さまざまな素材が
約20種類の料理になって野菜サラダと共にビュッフェ形式で
メインテーブルに所狭しと提供されていました。
さらにコースもあって、甘茶やお茶を練り込んだパンや、
黒毛和牛の肉料理、米粉麺のパスタなど盛りだくさん。
食後には茶メンズ(新富町お茶振興会青年部)が淹れる
癒しのお茶のふるまいもありました。
お腹いっぱいで、
心も満たされ、
満足度の高いイベントでした。
トークセッションもあり、そこでは若手農家ネットワークの
方々がそれぞれマイクを持ち、自己紹介をしてくれました。
彼らのいろんな取組みや想いを聞いていると
野菜が食べられない…なんて言ってられないです。
出された皿はキレイにして参りました。^^
私が面白いなと思ったのは正にこの部分なんです。
なぜ野菜が苦手な私が出された料理を美味しく食べれたのか?
しかも出された料理ってほとんど加工されていない、
まるごとの野菜そのものを活用してますという調理方法で
味付けというよりも素材の味を引き出しているという
そんな感じでした。
やはり大切なのは「物語」ですね。
酸味と甘みのバランスを考えながらつくっているとか、
化学肥料を使わず、微生物による土づくりをしているとか、
農家の方々の奮闘ぶりをスライド付きを紹介してくれたのです。
これだけ手間暇かけて、愛情注いで育てているのがわかると、
野菜って農家の方々にとっては「作品」なんですね。
そういうのが私にも伝わってきます。
そして、想いを汲むかのようにその野菜を美味しく調理して
お洒落な食器に盛りつけてくれるシェフ。
これまた料理がシェフにとっての「作品」なんです。
目の前に運ばれて来るさまざまなコース料理は、
こうして「お腹を満たす食材」ではなくなりました。
野菜づくりのプロと、料理づくりのプロによる
愛情と知識と技術の結晶が、目の前の「皿」にあるのです。
──カチャン!
私の中で野菜や料理の「価値」があがった瞬間です。
あなたも生唾をのみこんだのはないでしょうか。
ここまでくると、もう「苦手だから残す」なんて
思考にはなりませんでした。
どんな味がするんだろう?
こりゃあ、食べとかないと!
そんな風に考えている自分がいました。
実際、食べましたしね。^^
田舎でとれた野菜をおふくろの味で演出するという
地域づくりの手法があります。
いわゆる「郷土料理」です。
その手法で集客に成功している地域もありますが、
田舎でとれた野菜を「シェフがお洒落に調理する」という
この新しい試みも素晴らしいですね。
これまでと違う切り口ですから、
これまでと違う手法が必要になって来ますが、
これまでと違う客層から熱烈な支持を受けるはず。
ターゲットが違うので、
きっと商品単価もグッとあげれると思います。
今度は日南市でどうですか?
そんな声をあちらこちらで聞きました。
日南市から参加したのは私だけだったからでしょうか。
またひとつ、宿題をいただいた。
そんな感じです。^^
───本日はここまで。
先週は2日続けて宮崎日々新聞に名前が掲載されました。
いろんな方に「新聞に出てたね」と連絡もいただきました。
初日は「道州制」についてどう思うか、
続いては「なんごう自然体感プログラム」の活動について。
道州制なんて、よく知らない言葉でした。
記者さんから「どう思います?」と言われても
正直、考えた事すらありませんでした。(汗)
記者さんから道州制についての説明を聞きながら、
その瞬間に思った事を言いたい放題言っただけなのですが、
上手くまとめていただいて感謝です。
…と同時に、勉強が足りず、恥ずかしい限り。
反省します。
これからもっともっと精進していきます。
最後までお読みいただきありがとうございます。
それでは今週も笑顔で参りましょう。^^