ものの考え方について最近よく考えることがあります。
いろんな会議に参加したり、または
協議したりしている中で感じるのは
自分の考えをきちんと言えるかどうか。
私の思考は短絡的で、
感覚に頼ってばかりですので、
これじゃいかんと
論理的に積み上げて、
または思考を深めて、
自分の意見を言えるようになりたい
と日々思っています。
そのために必要なのは
技術やノウハウですよね。
それは会議や打ち合わせだけではなく
仕事でも人生でも。
もっと掘り下げていくと、
その技術やノウハウを会得するのに
必要なのが思考、ものの考え方なのです。
ゴールを設定しよう
目の前の現実をどう捉えるか?
簡単なようで難しいです。
ある主婦の方との会話で気づか
されたことがありました。
ビジネス相談でいらっしゃった
個人事業主ですが、
この人の思考は素晴らしいなと感動しました。
彼女との雑談で
「60歳になったらどうなっていたいか?」
を話していた時のことです。
私は勝手に旦那と子どもとお金に
困ることなく楽しく暮らしていたい的なことを
語るのかを思ったらこれがまた全く違うのです。
…書いていて思ったのですが、
私の想像も酷いっすね。(笑)
驚いたのは彼女の60歳になったら
という話には家族が全く出てこないのです。
それは彼女が彼女の人生を
生きているからに他なりません。
その流れで子育てについても聞いてみると
「私は子育てはしますけど、子どものお世話はしません」
との返事が返ってきました。
「ねぇもう朝よ、起きんでいいと?」
「はい、朝ごはんできたよ」
「学校の準備は?宿題した?」
どこの家庭でも見かける日常生活。
それは「お世話」であって、
子育てではないというのです。
子育てとは
「子どもが将来、どんな状況になっても、
自分で考えて行動できるような思考を身につけさせること」
と明確な答えがありました。
つまり、技術の前に思考なのです!
彼女の子どもは母親が寝てても
自分たちで動いて(ご飯を食べて)
学校に行くらしいのです。
それって母親としてどうなんだ?
と思う部分も正直あったのですが
これが「自立した女性」なのかと
感心してしまいました。
何のために学校に通わすのか?
どんな人生を送ってもらいたいのか?
そのためにはどんな思考が必要か?
彼女には子育ての最終的なゴールが
設定されているから、それに向かい
時に必要な知識を得ながら歩んでいるということです。
もちろん子どもたちには何か困ったことがあったら
ママは全力で応援するからね。
ママはあなたを人生を賭けて愛しますというメッセージを常に
伝えるようにしているようです。
「朝ごはん食べなさい」
「宿題しなさい」
それが数年経つと
「あそこの大学に行きなさい」
「就職はこれにしなさい」
親がレールを敷いてくれれば楽です。
自分で考えなくてもスムーズに
物事が進んでいきます。
でもそれは「お世話」です。
本人が全然育っていない。
育っていないということは、挫折した時に
立ち上がる力がないということでもある。
彼女の考えを聞いて、
あぁ私も全然育っていないなぁと
実感することが多くなってきています。
目の前の物事をどう捉えるか?
感情に振り回されることなく、
課題解決の糸口に繋げていく
前向きな思考が持ちたいのです。
今週の名言
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☆マルクス・トゥリウス・キケロ
(古代ローマの政治家・哲学者)
最も難しい三つのことは
秘密を守ること、
他人から受けた危害を忘れること、
暇な時間を利用すること。
いたずらに時間が流れていきます。
やらなきゃならないことが山積し
やらなきゃならないなぁと自覚し
それにも関わらず考えることもなく
動くこともせず焦るばかり。
こうして一週間を振り返る時間を
作っているにも関わらず、
毎週反省することばかり…
あ!違うわ!
作っているからこそわかるのか。
反省して切り替えます。(笑)
今週も張り切って参りましょう!