☆まずはパクってしまえ!
私はたまにイラストを描きます。
昔から絵は得意な方で、
小さい頃は漫画家を目指していました。
自分の小冊子を作成した際に文字ばかりだと飽きるので
イラストを挿入することにしたんです。
しかし、思うように描けません。
私のイラストの技術は小学校時代の
落書きの延長みたいなものですから、
顔のアップとか、
直立不動の姿勢のままだったらいくらでも描けるんです。
私としては、
イキイキと紙面を動き回るようなイラストが
描きたかったのですが、できませんでした。
「動きのあるイラスト」が描けないのなら、
そういうイラストをパクってしまえ!
というワケで子どもの本棚
から一冊のマンガを取り出し、
あるキャラクターを模倣しました。
ドラえもんの「のび太くん」です。
模倣を終え、
まるでアンパンマンのように
私のキャラクターの頭部を描き変えれば、あら不思議。
動きのあるオリジナルキャラクターの誕生です。笑
やっぱマンガ家はすごいです。
プロですよ、さすがプロって感じ。
こういうアクションの時は、右手が
こうなって、左足のかかとを曲げて、
腰のラインはこういう角度だから…
改めて見てみると、
通常の何気ない1コマ、1コマが
素人の私からすればリスペクトの連続でした。
何点かマンガを元に模倣して描いていると、
ちょっとしたアレンジも出来るようになります。
「ここは指を立ててみよう」とか
「足はこうした方がいいかな」とか。
文章力を上げるために、
作家さんの文体を写経のようにひたすら書き写す
というやり方があるみたいですが、
今回のイラストも正にそれと同じ。
模倣することで、自分のイラストの
レベルが一気に上がりました。
驚きましたね。
どうしてもっと早くやらなかったんでしょう?
やはり人間って、壁にブチ当たらないと、
気づかない、成長できないものなんですかね。
出来ないことを出来るようにする
ために真似ることも重要です。
昔から「守破離」なんて言葉もありますからね。
・型を守る(基本に忠実に)
・型を破る(自分なりのアイディア)
・型から離れる(新しい型)
それが、はじめの一歩ですね。
今週の名言
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☆怒るのは自分の知恵の足りなさを
認めているようなものです
(ソフトバンクグループ:孫正義)
人間のクズである私は日常生活で
イラッとくることも多々あります。
多くがコミュケーションの最中。
誰かとの、何かしらの会話の中で
怒りが瞬間的に湧いてくるのです。
私の言葉に対する相手の「態度」
「反応」について、腑に落ちない、
納得できない、それは違うやろ!
…と言いたくなるのです。
まさに衝動的な負の感情ですね。
つまり、言い方を変えるとすれば
私が想定・期待していた
「返事」
「動き」
「反応」
ではなかった事に怒っているのです。
自分の想定と違うだけでイラッとするなんて、
どんだけ器が小さいんだよって話ですね。
そこはこういう返事をするべき。
という固定観念に支配さている。
独断と偏見で相手を拘束している。
「相手は自分とは違う常識で生きている」
どんなに近い関係性であっても、
恋人でも夫婦でも親子でも常識の物差しは違います。
当たり前の尺度が違います。
私は私の世界で生きており、
だから私の世界観の常識に照らし合わせて相手に言葉を発している。
それに対して相手も私の世界の
常識に照らし合わせて反応をしてくれるだろうと期待する。
こういう言葉を投げかけたら、
こういう返事が返ってくると自分で勝手に決めていたのです。
「広瀬すずって可愛いよね」
「そうだね!モンブラン万年筆が最高だよ」
可愛いとか、最高の共通認識が無ければ
会話ってこういう具合に
噛み合わなくなってきますよね。
怒るのは知恵が足りないから。
…相手との共通認識を探りつつ
楽しい一週間をお過ごしください。