プロがプロであること。人は人中(ひとなか)でこそ成長していける

先週も濃い時間を過ごしました。
たくさんの仲間たちと大いに呑み、語り、考えました。

尊敬できる仲間との時間の共有は多くの学びが得られます。
夢や考え方や環境や仕事…刺激を受けることが多いです。

自分ならその状況において、どうするのか?

人生の選択の中で「結果」としての「今」があるのなら
感動した分だけ行動に移していきたいです。

それにしても、光陰矢の如しとはよく言ったものですね。
2013年も最後の月となりました。

今年の振り返りを始めるとともに、
来年の光り輝く1年について妄想をはじめたいと思います。

プロがプロであること

 

先週の金、土と県南若手リーダー養成講座「振徳塾」の
視察研修で熊本県に行って来ました。

上天草市役所の観光おもてなし課による事例発表と意見交換、
地元のB級グルメを堪能したり、熊本城を見学したりと
内容も盛りだくさん。

当然のことですが交流会も盛り上がりました。

個人的に特に勉強になったのが酒屋さんによる利き酒体験

お酒や焼酎の雑学から歴史はもちろん、地域づくりや
ご自身のご商売の在り方についても
ざっくばらんにお話をしてくださいました。

試飲をしながら話を聞くだけ。
最後には試飲して美味しいと感じたお酒を
お土産としていただけるという60分の体験プログラム。

体験料は1500円です。

私が感じたのは、プロはプロの仕事をするから格好いいってこと。

その酒屋さんは「お酒」をキーワードにあらゆる書籍や
文献を調べてお酒の知識をどん欲に得ようとしていました。

 

お酒のことなら何でも聞いてください

堂々と自分の仕事の業界について自信を持って言える人が
今どれくらいいるでしょうか。

ボランディアで地域づくりをしているのであれば、
イベントの際に少々ルーズなことがあっても、
イタい部分、ぬるい部分があっても、
どこか仕方ないところはあると思います。

主催者が年配で、イベントがその方の「生き甲斐づくり」が
目的であれば、それはそれで良いと思います。
自分のための自己満足イベントですからね。

しかし、そのイベントが有料であるなら、もしくは
それが生業であるなら、話は違います。

そこに「責任」が発生するからです。

 

自らの事業に責任と誇りを持って取り組むからこそ、
知識とノウハウが身に付き、年月をかけてそれが自信になる。

そういう人をプロと呼ぶのだと思うのです。

まさしく、その酒屋さんはプロでした。
地元・熊本のお酒を大切に販売していくというミッションに
全力で取り組んでいる様子が伝わって来ました。

自信に満ちあふれていました。
キラキラと輝いていました。
地域で生きていく覚悟がありました。

人間には「感じ取る」能力があります。
本気か、そうでないか、何となくわかるものです。

人間性や佇まいににじみ出てくるのでしょうか。
素直に格好いい商売人だなと感じました。

 

島中星輝
島中星輝

私はプロの仕事をしているだろうか

 

振り返ってみる時点でアウトですね。
私はまだ全然できていません。

反省はしますが落ち込みません。

いま気づけたのであれば幸いです。
前を向いて一歩前進していきたいと思います。^^

2013年12月。
気持ちを新たに張り切って参ります。

───本日はここまで。

 

先週、事業パートナーだった人に4年ぶりに再会しました。

数年前、お互いに夢を語って、自分と相手を信じて
一緒に事業に取り組んで、頑張っていたのですが、
いつの間にか、すれ違いが始まって最終的に別れました。

こう書くと、なんだか恋人のような関係ですね。(笑)

お互いに似たような部分を持っていたから
スグに意気投合し、突っ走ることができた時期もありました。

お互いに似ても似つかない部分を持っていたから
考えの違いを認めることができずに
腹立たしい思いをした時期もありました。

私がやりづらかった分、彼もやりづらかった。
私がくやしい思いをした分、彼もくやしい思いをした。

まさに「鏡」のような存在の「元カノ」…
いやいや「戦友」のような関係です。

喧嘩別れではなく、きちんと協議した上での結果でした。
それしか選択肢が無かった(と思い込んでいた)のです。

私はとても未熟でしたし、彼(会社)に迷惑を掛けました。
その一方で仕事にもきちんと貢献しました。

また別の一方でビジネスにおいて大切なこと、基本的なことを
幾つも学ばせてもらいました。

複雑な気持ちのまま数年過ごしましたが、そのモヤモヤが嫌で
2年程前に私から「元気?」と連絡をしました。

そんな彼との再会です。

Facebook等でお互いの近況も知っていましたから
感激の再会っていう感じではありませんでした。

それでも2人でお酒を汲み交わしていろんな話をすると
考え方が変わったところ、変わらないところがあり、
お互いに時の流れを感じることが出来ました。

 

島中星輝
島中星輝

昔と今の空気が交錯する不思議な時間でした。

 

「人は人中(ひとなか)」っていう諺があります。
私たち人間は、人にもまれるのが良いという意味です。

私はまだ発展途上中ですので、
これからも良き友人、そうでない友人(?)に囲まれて
いろいろと勉強していきたいと思います。

昔はね、「人は成長するもの」だと思っていたんですよ。
0から1へ、5へ、10へ…というふうに。

苦手なことであったとしても、
頑張って困難を乗り越えるとレベルアップするものだと。

今は少し違うんです。

私たち人間の能力はすでに生まれた時から100なんです。
ただ生長の過程でそれを忘れてしまい、
日々の常識のせいか、いつの間にか、0だと思い込んでしまう。

どんな人でも元々能力を持っているんです。

だから能力って「成長」するものではなく、
「引き出す」っていうか、「掘り起こす」っていうか、
「気づく」っていうか、なんかそんなイメージがあるのです。

私はこれまでの人生で能力的に成長したなーなんて、
あんまり思わなかったんですよ。
それは「努力していない」ってことかもしれませんけど。(汗)

困難を努力して乗り越えるってことも必要でしょうけれど
人との出会いによって、時には喧嘩によって、別れによって、
一気に何かが変わるってことも、きっとあると思うんですよね。

人生とは、「人が生きる」と書きます。
人間が生きていく中で多くの経験をすること、それが人生だと
勝手に解釈していたのですが、もしかしたら
「人と生きる」という意味なのかもしれませんね。

今週も「人中」で参りましょう。^^

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