その感性に共感できる企業だけが信頼関係を構築し共に成長できる

油津商店街に企業を誘致しようってことで視察対応を行って参りました。

空いているコンテナにて、ある人気企業の商品を販売をできないか?という流れなんです。

 

相手は年商40億円に迫ろうかという企業で主にネット通販を手がけています。

通常であれば、敷地の面積やガス配管や水道工事のことなどを説明して終わりなのですが、油津商店街は違いました。

 

油津応援団の代表である黒田泰裕さんの凄いところはここだなと思いました。

まずは油津地区の歴史や広島カープとの繋がりから始まって、あらゆることをきちんと説明していくのです。

 

33歳の若手市長(当時)の誕生から企業誘致を担当したコーディネーター木藤亮太さんの選出に関わる出来事、有志で結成した株式会社油津応援団、収益事業の第1弾としての油津コーヒー、第2弾、第3弾の出店にまつわる経緯、東京から誘致されたIT企業の仕事風景、子育て支援施設の内覧などなど。

 

「それは関係ないんじゃ…」という範囲の話までがっつりとしたのです。

 

単純にコンテナに入って事業を行なってくれる企業を探しているんですって感じではなく、相手にすべてをさらけ出して一緒にまちづくりをしていこうよ!という呼びかけに応えてくれる企業を探しているんだという気持ちが滲み出ていました。

 

この商店街の「空気感」をどう感じるか。

その感性に共感できる企業だけが商店街に進出してくれるのだなと思いました。

油津地区が総ぐるみで企業誘致をやっているそんな雰囲気の視察でした。

同行して諸々勉強になりました。

 

ではまた来週!

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