事務所ミステリー。なぜ彼女は目の前で鳴っている電話を取らないのか。

島中星輝
島中星輝

なるほど!そういうことか。

気づきがあるとワクワクしてきます。
知恵の輪がスパッと取れたような感覚。

 

なぞなどやクイズだったとしても、
重いテーマであったとしても解決策が、
または解決のヒントが飛び出してきた時
少しだけ前向きになれますね。

 

なぜ彼女は電話を取れないのか?

 

10月から創客創人センターに新スタッフが加入しています。

プロフィール凄いですよ。

 

中1から7年間不登校をしており、

現在も順調に引きこもりを続けている

19歳の可愛い女の子だったりします。

 

人とのコミュニケーションを苦手な彼女。

私と話すときは

「この人は私を理解してくれている」

という安心感、認識があるからまだ大丈夫なのですが…

 

よく働く気になったなと思います。

勇気を持ってるよなと感心しました。

 

 

島中星輝
島中星輝

私は面倒なことから逃げてしまいますので。

 

自分を変えたいという気持ちがあるのかもしれません。

このままではいけないという
感情が芽生えてきているのかもしれません。

 

前に一歩踏み出さなきゃ!
そんな彼女だからこそ応援したいのですが
実は彼女…電話がとれません。

 

ある日、センターで作業していたら、
ピロロロと電話がなりました。

 

しかし、ずっと電話のコールが鳴り止まない。
あれ?おかしいな、トイレかな?
なんて思っていたら…

 

彼女はキチンと背筋を伸ばして座っており
目の前の電話をじっと見つめている!笑

 

電話は確かに得意ではないだろうなとは
理解できますがこれでは業務になりません。

 

あなたなら、どうやって指導しますか?

 

「電話を取れよ」と命令するのは簡単です。

おそらくスタッフもそう指導していたと思います。

だからこそ彼女も電話をとらなきゃいかんと電話を眺めている。

 

「だったらマニュアルを作れば?」

うんうん、確かにそうだ。

しかし確認したところ、すでにスタッフがやっておりました。

電話機の隣にピシッと置いてあります!笑

 

さてさて。どうしたものか。

ここで重要なのはコミュニケーションです。

彼女の課題をヒアリングして一緒に考えて
いくことだと思います。

 

心理カウンセラーではありませんが、

私は出来るだけ相手に寄り添って目的へと向かいたいのです。

 

…その結果、

時として「人間のクズ」呼ばわりされたもありますけどね。笑

 

・なぜ彼女は電話を取れないのか?

 

ここを解決しないと先に進めません。

若い彼女が社会復帰を図るために避けては
通れない道でもあります。

 

どうします?

とりあえず丁寧に話を聞き出します。

いや、その前に!私としたことが重要なことを忘れていました。

 

そもそも彼女は、「物理的」に電話の取り方を知っているのか?

スマホ世代の19歳ですが固定電話との交流なんてないはずです。

彼女の社会生活は中1でストップしていますので。

 

「この受話器を持ったことってある?」
「…ありません」

 

島中星輝
島中星輝

ビンゴ!!!!!!!!

 

案の定、彼女は固定電話に触ったことがありませんでした。

引きこもりですから家の電話も取ることがありません。

そうか、そうか、そうだよね。

 

物理的な動作であれば

教えて体験させれば対応もできるようになります。

 

よしよし
一つクリアできた。

 

ではヒアリング再開。

次の課題に進みましょう。

彼女はなぜ電話がとれないのか?

 

想像以上に長くなってしまいました!
続きは次回に~

 

 

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今週のリラックスタイム
───────────────────
「アメリカ大統領」
先生「ワシントンが桜の木を切ったことを
正直に話したとき、彼の父親はすぐに許しました。
何故だかわかりますか?」
生徒「ワシントンはまだ斧を持っていたからだと思います」

 

 

こういうどうしようもない笑いが好きです。
笑いは感情の起伏です。

 

映画監督の北野武の著作で以前読んだのですが、

映画で笑わせることができる人は
涙ポロポロの感動映画も作ることができるというのです。

 

振り幅ですよね。

これまでやっていた笑いの思考とは

逆のベクトルに向かうと悲しみに辿り着くということでしょう。

 

なんにしても1つのことを突き詰めて
考えていくと思考の幅が広がる。

思考の幅が広がるってことは放射線状に
違うベクトルの思考も増えるということ。

 

笑いを作るときにシチュエーションを
考えていきます。つまり、こういうこと。

どんな場面でどんなことを言うと笑いが
起きるのかという思考になります。

 

「ここでこんなことを言うとウケる!」

 

これって妄想力・想像力が勝負なんです。

もう少し説明するとこの場面だったら、
多くの人は「こうなるだろう」という
自分なりの想定があるんですよ。

 

それをいかに裏切るか?というのが重要です。

 

お笑いの思考は発想力を鍛えます。
事業計画や課題解決にも役立つのです。

 

それでは皆さん。
一週間を楽しくお過ごしください。

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