農業には夢と希望がある。事実をどう捉えるかで道が開ける!

「今の仕事を来年退職して農業を継ぎたい」

敬愛する友人から何年も前から聞いていた言葉でした。

業務でもプライベートでも快く力を貸してくれていた友人で
私個人としては今の職場でバリバリ活躍して偉くなって欲しかったのですが
本人の決断は重かったようです。

そうと決まったのであれば何かの形で応援したいと思うのが人情。

これからの農業はしっかりとマーケティングを行い、
事業(会社)をマネジメントしていく必要があります。

そこで先進的な取り組みを行い、海外への輸出もバリバリしている
農業経営者とのマッチングを試みました。

ちゃっかり私も着いて行きました。笑

現在は「農業法人」ではなく「株式会社」の代表取締役として
年間30トン以上の輸出を誇る若手経営者の話は刺激的でした。

農業をやるために帰郷した当時の彼は
父の事業を承継しながらも個人事業主として独立し、
稼業と事業を兼業しながらの修業!
(ちょっと韻を踏んでみました)

ところが市場は少しずつ厳しくなってきます。

価格競争や不条理な取引関係など苦しい状況下で
将来の展望が見えなくなったらしいです。

そこで販路を海外に求めたという訳です。

県の事業で海外(特に台湾)に頻繁に通うようになり、
現地調査や人間関係の構築を行い、それに見合う
商品作りを5年間もしてきたそうです。

しかしながら、台湾は国際的に見ても
農薬の基準等が厳しい国らしく苦労の連続だったとか。

現在では現地パートナーとも信頼関係ががっちり構築され
今年は例年の倍以上の出荷量が見込めるようです。

それだけの出荷体制をつくるには
設備投資もしていかなければなりません。

設立したばかりの若くて実績もない経営者が
銀行に資金調達してもらうにも大変な労力だったようです。

それらの苦労が少しずつ身を結び、
国内からたくさん引き合いも来るようになり、
その実績を持って銀行からも融資を受けられるようになったとか。

実際に行動した人にしか理解できない
目に見えない苦労というか、ノウハウというか。

それらを糧にして行動し続けたからこそ今日がある。
という物語を共有させてもらいました。

来年創業する友人にも大きな刺激となったみたいです。

農業には夢がある。
特に地域には耕作放棄地が恐ろしいほどたくさんあります。
後継者不足で困っている農家もたくさんいます。

だからこそ、です。

若き経営者はいいます。
「これから農業を始める人は少ないからチャンスは多い」

なるほど。事実をどう受け止めるか。
その上で、どう動いていくか。…ですね。

めっちゃ勉強になりました。
なぜか私が刺激を受けて興奮しまくりでした。笑

 

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